ミステリー作家「安東能明(よしあき)」を応援する幼馴染によるサイトです。
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「鬼子母神」 その3 どうしても書きたい そして受賞
 そういう症例をを聞いてにわかには信じられないですよね。とてもじゃないけど、でもその方は日本の児童虐待の権威の方だもんですから。

 僕がセミナーが終わって『どうかな?』って思ったんですけどその先生に身分を明かしちゃったんですよ。実は「こうこうこういうことで小説書いていて、そういう職場にいて先生の話を興味をもったんですがとても信じられない」といったら丁度その先生が『死が舞い降りた』を読んでいてくれてですね「あんたのことは知ってる」といってくれてですね、それで「ああそうですか」ってことになってこう「じゃぁもっと詳しいことを教えてあげる」ということになって先生のお宅にお邪魔したりして、

 もっと決定的になったのはNHKでその先生が監修されたVTRが放映されたんですよ。オランダで作られた番組なんですが、そこは病院にお母さんと子供さんを2人きりで置いて隠しカメラを置いておくんですよ、四六時中。実際に痛めつけて首を絞めて殺す寸前のところまでいって実際は急遽助けが入って助かったんですけど決定的な子供を殺す寸前の所までのVTRを見たりして。

 それは「代理によるミュンヒハウゼン症候群」といって、英語で言うと「ミュンヒハウゼンシンドロームバプロクシーイMSBP」っていうんですが、先生から話を聞いていて僕なりにその先生が児童虐待のバイブルになっている1万円くらいな本があるんですけどそれはアメリカで書かれてその先生がそのときに翻訳していたんですが、「代理によるミュンヒハウゼン症候群の細かい資料とかいただいてですね。

 それらを読んで自分なりに確信がもてて『鬼子母神』というのを書いていたんですけど、もうミステリーというよりもミステリーは二の次にしても児童虐待でこんなひどいものがあるからこれを中心にしてやらなきゃいけないなぁという風にですねそれでミステリーとかホラー色が無くなってしまったんですがそれが『ホラーサスペンス大賞』で賞をいただいて、運良く賞をもらってテレビに放映されました。

 テレビになったんですがテレビはものすごく放送コードが厳しいので制約が激しい媒体なので、僕が一番言いたかった「代理によるミュンヒハウゼン症候群」というのが全部削り取られてしまっていて、まったくそういうところは無くてただの児童虐待のテレビなってしまってちょっと落胆はしたんですがそういうことがありまして。

 それでも児童虐待や子育ての周辺の本をいっぱい読んで、僕も家庭があって子供も二人いて妻もいてなんですけど、子育てとか虐待とかまったく深く考えたことが無くて自分勝手に興味の赴く向くまま小説を書いただけだったんですが『鬼子母神』を書くことで生きている自分の足元を見せつけられたっていうかあれを書かなかったら僕って言う人間は今でもそうなんですけど凄く傲慢で、とにかくそのことで勉強しなったらひどい人間になっていたなぁという風に思いました。
【2005.08.24 Wednesday 18:56】 author : ando-blog
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